「ゾンビなんてちょろいもんさ!(by石丸博也さん)」ゾンビ 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビなんてちょろいもんさ!(by石丸博也さん)
また、超一級作品のレビューか…
荷が重すぎるんだよ!私には!
この映画ね、当時高校1年生の時だったと思うですよ。
劇場に観に行った秋山君(誰だよ!それ!)が、その面白さをみんなに喧伝してまわっていたの。
その熱弁が、正直「うざいヤツやなぁ…」って思ってたのね。
私が最初に観たのって、確か年の瀬のTV放映だったです。
年の瀬にこんなの放送するって(間違えていたならごめんなさい)悪意しか感じないですよ。
冒頭で、惑星だか恒星が爆発するシーン入りのやつを。
調べてみると、日本劇場公開版だそうですね。
ver.違いが多くてびっくりです。
そして、こちらの検索結果も多すぎです。
そのver.違いの問題。
たしか初見のTV放映時では、ゾンビに噛まれて、もはやゾンビ化を待つだけのロジャー(声は、兜甲児の石丸博也さん)が吠える吹き替え版の台詞なんですね。
「ゾンビなんてちょろいもんさ!」これが強烈に脳裏に焼き付いているの。
ところが、手元に持っているDVDのダリオ・アルジェント監修版や、ディレクターズカット版の字幕スーパーでは、ニュアンスが異なっているんですよ。
「俺たちの勝ちだ!」と。 ソレジャナイ!
で、やっとこさ映画のレビューです。
立て籠もったスーパーマーケットが、まさに物欲謳歌を満喫じゃないですか。
そこを現代社会の物質至上主義に当てはめて風刺したとか、しなかったりだとか言う批評を、何かで読んだ記憶があるです。
ところがこの私、物欲が強すぎるんですよね。
だから、あのスーパーマーケットを独り占めできるって、夢の世界ですよ。
とっかえひっかえ女装もやりたい放題だし。←久々に女装ネタぶっこみましたよ…っと(^_^;
本題。怖いんですよ、ゾンビの設定とビジュアルが。
予告編コピー通りの「許せない!この狂気じみた描写は許せない!憤激と憎悪を背負ってヨーロッパ全土で凄まじい大ヒット!残酷なれしたイタリア人のドギモをぬいた」映画ですよ。
イタリア人への偏見と風評被害ぱねぇ
謝って
イタリア人のみんなに謝って!
怪物や猛獣じゃなくて、人の形をしてるのに人じゃない物(死体)が、人を喰うために群がって襲ってくる設定がめっちゃ怖いです。
何よりも、なぜ死者が生者を襲うようになったのかの説明づけが一切ないの。
『ザ・チャイルド』もそんな感じだったですよね。
理由や理屈がない不条理なお話の方が断然に怖いの。
そして、ビジュアルだったり“のそのそ”した動作だったり、呻き声がマジ卍(死語?)怖いんですよ。
特殊メイクが本当に凄いの。言っちゃアレなんですが、ゾンビって肌がただ青いだけなんですよね。デスラーか!
でも、それの頭が木っ微塵に吹き飛んだり、人の臓物引きちぎりながら食うシーンが怖すぎると思ったの。
昨今のゴア描写やクリーチャーに慣れた目(私は残酷なれですよ・笑)で見ても、本当に怖いの。マジ卍←だから!
人によって好みが大きく割れるようですが、私は不条理&“のそのそ”系&死体系ゾンビを圧倒的に支持するです。
超一級名作レビューで必ず触れる音楽のことも。
ダリオ・アルジェント監修版のゴブリンの数々の曲が、不気味さ&緊迫感100点満点なのね。
ダダッ!ダッ!ダダダダダダッ!ダッ!ダダダダダダッ!ダッ!ダダッ!ジャッ♪ジャッ♪ジャッ♪ジャ~ン♪これが好き。
(またこれか!いつも伝わってないんだよ!みなさんに!)
ディレクターズカットver.だと、音楽が全く違うので興醒めしちゃうです。
唯一不満に感じたのは、血の色がペンキ色丸出しだった点くらいかなぁ。
特殊効果がまだまだ未熟だったためなの?
それともゴア描写にフィルターをかけるため、意図的になのかな?
そして意外や意外、こちらのみなさんの評価では★3.8の“そこそこ”作品なのですね。
えっ、私?もちのろんで★5ですよ。
むしろ、もっともっと上のオーバー・ザ・・トップ作品認定でいいですよ!
初めまして!(´▽`)
共感をありがとうございました。
ロメロ監督の「ゾンビ」
子どもの頃
初めて観たゾンビ作品でしたので
衝撃が強すぎて・・・怖かったです。
今のゾンビは
ノロノロでなくて
猛ダッシュしたりと
元気ありますね(笑)
モールに行くというシーン
日常の生活習慣で、
集まってきちゃうような
セリフもありましたね。
そう、音楽は、ゴブリンで
アルジェント監督作品も
印象的でした。(´▽`)