劇場公開日 2000年7月1日

「舞台出身の英国俳優にしびれる」サイダーハウス・ルール きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0舞台出身の英国俳優にしびれる

2018年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本編は3回繰り返して見ましたが、巻末のボーナストラック「メイキング」は4回繰り返しました。

ネタバレになりますから書きませんが、出演者のミスターローズが「世のルール」についてずっしりと語ります。
静かだけれど圧巻の映画でした。

そしてラーチ院長役のマイケル・ケインが良いなぁ。
スクリーンの中に異彩を放つ役者を見つけると僕はプロフィールをググるのですが英国の舞台俳優出身であることのなんと多いことか。

孤児院の子どもたちに"誇り高き紳士淑女たれ"と語るあの毎晩の呼びかけが、いつか別れを迎える子どもたちへの最大の贈り物だ。
良質なプライドを身に負った人間は、自己と他者への尊敬を泉のように所有する。
そして彼らはくじけない。

きりん