「カウリスマキの無声映画」白い花びら 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
カウリスマキの無声映画
ひっきりなしに流れる音楽が仰々しく良い意味で場面に合っていないようでソコが癖になったり!?
単純明快に思える物語にして引き込まれる映像と徹底していない音の演出が奇妙にも。。。
赤子を窓から投げ捨てようとする場面でカティ・オウティネンが"ソレ、違うから"みたいな表情と冷静に見える態度で台詞がない分、勝手に想像して笑えたり??
感情的な復讐モノとしてアキらしくない話かと思いきやサイレントにしたことでそうでもない彼らしい映画になっている訳で、本作含めた何本かのモノクロよりもアキ・カウリスマキの色彩感覚、色が観たい欲求が溜まってしまう。
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