「あなたも少数派」バベル クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたも少数派
「バードマン」を観てから、これもイニャリトゥ監督作品だと初めて知り鑑賞。
モロッコの羊飼い一家、アメリカのメキシコ人シッター、日本の聾唖の女子高生とその父親、そこをつなげる、ブラピとケイトブランシェットの夫婦に起こる事故。全ての事象でポイントとなるのは、「偏見にさらされる」「社会的弱者」。
要因としては、言葉が通じない、理解し合えない、だから壁が生じる。
「社会的弱者」というと、どうしても障害者とか、移民とかの少数派になってしまう。でもそれは誰にでも起こりうることだという事例が、夫婦に起こる事故で、全世界の人が括目せねばならない事例だと思う。全ての人がいつでも少数派になりうるという事は、常に少数派の意見は聞かねばならないという警鐘を感じた。
イニャリトゥ深いね。
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