「【”一卵性双生児の、アイデンティティの崩壊”デヴィッド・クローネンバーグ監督Meetジェレミー・アイアンズのサイコスリラーの逸品。】」戦慄の絆 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”一卵性双生児の、アイデンティティの崩壊”デヴィッド・クローネンバーグ監督Meetジェレミー・アイアンズのサイコスリラーの逸品。】

2023年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 英国紳士を演じる俳優としては、コリン・ファース、ビル・ナイを抑えつつ個人的にはジェレミー・アイアンズである。
 個人的には「奇蹟がくれた数式」「人生はシネマティック」など多数あるが、若き日のジェレミー・アイアンズが出演した映画は初鑑賞であった。
 だが、今作は英国紳士を演じる前のジェレミー・アイアンズが描かれている。-

◆感想<Caution!内容に触れています。)

ー 最近、D・クローネンバーグ監督の作品を観ているのであるが、それまで私が抱いていた変態性溢れる作風だけではなく、可なり深い人間性の闇や哀しみを描いた作品に魅入られている。-

・主人公の双子の一卵性双生児の医師の、外交的なエリオットと、内向的なビヴァリーを一人二役で演じたジェレミー・アイアンズの演技が巧みな合成技術と融合し、印象的である。

・二人は女優で、生殖器が通常とは違うクレアという女優である女性患者との出会いが、均衡を保ってきた2人の微妙なバランスを崩していく。

<今作の魅力は、相変わらずの女性の生殖器を診察するメタリック感ある医療器の姿と、兄と弟で性格が違う兄弟の姿を、D・クローネンバーグ監督らしいゴシック的なシーンを含めて描いた作品である。
 ナカナカ面白い映画であると思う。
 そろそろ、D・クローネンバーグ監督の作品に対する印象を変えるべきだな、と思った作品でもある。>

NOBU
pipiさんのコメント
2023年8月24日

いや、そんな大先輩なんてことないですよー。10代だし。そんなに離れてないです〜w
(年齢 偽る気は無いがミステリー(謎)にしておきたかったw)

サイト離れてはないんですが、映画観る体力・気力がなくて3〜7日おきに頂くコメントチェック&返信しているような状況です。
体調のお気遣いありがとうございます。小康状態、一進一退といったところですが、子供達もまだまだ学生ですし、病に負けられないので頑張りますね。

クロ師匠、評価して頂けて嬉しいですー。世間が思っているほど変な人ではないと思うのですが、でもやっぱり変な人なんでしょうねw
デッドゾーンなら比較的万人ウケする作品かと思いますw

pipi