「そこそこのサスペンス・ホラー」ホワット・ライズ・ビニース Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
そこそこのサスペンス・ホラー
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総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 65
音楽: 60
だんだんと暴かれる状況がミシェル・ファイファーを追い詰めていく。その圧迫感の演出はなかなか見事。またこの主演二人の演技力も良かった。だが幽霊の存在の使い方はかなり中途半端。恥ずかしがりやであまり出てこようとせずに何かを伝えるだけなのかと思いきや、そうとばかりとも言えない存在。最初から幽霊の話など無くしてしまえばよかったのでは。しかし心理効果をうまく使ってそれなりに楽しめるサスペンス・ホラーに仕上げた。
ここからかなりねたばれしています。
良き家庭のように見える。ハリソン・フォードは社会的にも成功した良き夫だった。普段そういうような役ばかりやっていたから、今回もそうだと思い込んでいた。その反面引越ししてきたお隣は怪しさ満載である。
しかし後から考えてみれば、フォードは娘の出発前にもあまり娘に関心を示さず自分のことばかり考えていたり自分の業績に対して執念を静かに燃やしたりといった伏線があるのがわかる。結局彼は自分のことが一番好きでプライドが高く身勝手で、それを仮面の下に隠しているのである。
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