劇場公開日 2006年1月14日

「出演者の豪華さ(添加物)でストーリー(料理の味)を誤魔化せ!みたいな笑」THE 有頂天ホテル 真中合歓さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5出演者の豪華さ(添加物)でストーリー(料理の味)を誤魔化せ!みたいな笑

2021年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

三谷幸喜の名前だけで鑑賞したものですから、”有頂天”というタイトルからもっと企業のお偉いさんとかが集まってどんちゃんやるようなやつを想像してました(笑)。なので、”有頂天”というタイトルはやや釣りすぎかな?という印象。

改めて思うのが、この手の豪華キャストで半分お祭り的作品は後世になってから観ると、いや、後世に観たほうが楽しめるっていう感じがしますね~。篠原涼子若い!かわええ!YOUこの頃から老けてんな!・・etc

しかし、飽く迄もそういったお祭り的作品で、いわば雰囲気を楽しまなくてはいけない事は分かっているんです。分かってはいるんですけども、やはり目についてしまう物語の乱雑さ。特に、序盤から登場していたマジック集団はいつやらかしてくれるんだろう?と思っていたら、結局楽屋芸に終わるというオチ。

他にもあれだけの出演者が居たのですから、もっと何かが繋がってくるような、収束してくるような事を期待しちゃいますよね~。

やはりこの辺が三谷幸喜の微妙に力量の無さと言いますか、西田敏行が会見で歌うのももっと何か有ったと思うし、それっぽい事をしようとしてるのが観客にまで伝わっちゃってるんですよね~。

ただ、なんだかんだで出演者は豪華だし三谷幸喜以上の監督?となると実写ではそうそう居ない。それがもう20年弱も続いちゃってるのが、日本映画界なのです・・・(何の話だこれ笑)

真中合歓