劇場公開日 2006年1月14日

「約7回目の視聴」THE 有頂天ホテル げんぷさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0約7回目の視聴

2020年11月15日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

難しい

 2時間17分はこの映画には長すぎる。なんせ無駄なシーンが多い。確かに無駄に見えるシーンが多いがそれはそれぞれの登場人物の背景や出来事の伏線を貼っているため。
 後半に起きてくるハプニングやフィナーレに繋がるための場面が物語のおよそ7割を占めている。そう、キャストが豪華かつとても多いため場面数がとてつもない数になってしまったのだ。しかしそこは何と言っても三谷幸喜、全てのシーンで持ち前の登場人物たちの掛け合いや言葉一つ一つに対する別の意味の込めかたなど見事と言えるだろう。
 この映画のイメージは古畑任三郎と犯人の掛け合いが何十組もあって、古畑の視点とそれぞれ別の犯人の視点をひたすらあっちへこっちへ観ているような2時間超だろう。
 この映画は家事をしたりスマホをいじったりしている最中に部屋が寂しくならないようにテレビに映して、流し見するのが丁度いいだろう。すると見るたびに新たな発見が生まれておもしろいと感じられるはずだ。部屋を暗くしてお菓子を用意して、
「さあこれから2時間超誰にも邪魔されずに映画鑑賞だ!」
こんな見方をすると飽きます。

p.s ちなみに僕が感動したシーンはラスト、マジシャン夫婦が抱き合うシーン

RAI