劇場公開日 2000年9月9日

「「潜水艦もの」ではなく「戦争ヒーローもの」」U-571 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「潜水艦もの」ではなく「戦争ヒーローもの」

2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドイツ軍暗号の「エニグマ」を奪取する為、故障停泊中のUボート奪取を命じられた潜水艦隊員の物語。

ラジオで「潜水艦映画に外れなし」と配給会社の方が話をしていたのですが、個人的には的を射た意見のように感じます。「レッドオクトーバーを追え」や「クリムゾンタイド」等は、私的評価で5を付けられる名作でした。
そんな名作と比較すると、この作品は物足りなさを感じます。
潜水艦物が面白いのは、深海の閉ざされた中であるが故の「恐怖感」、「圧迫感」、「心理戦、心理的緊張」などが挙げられると思いますが、これらのものをこの映画から感じることが出来ませんでした。この映画を簡単に言えば、戦争ヒーロー映画で、潜水艦物にしたが故にスピード感や派手さがなくなってしまった、という印象です。
決して面白くなかったとは言えませんが、高い評価も難しい作品でした。

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よし