「ララ・“アンジー”・クロフト、パワーダウン…!?」トゥームレイダー2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ララ・“アンジー”・クロフト、パワーダウン…!?
2003年公開のシリーズ第2作目。
ララ・“アンジー”・クロフト無双、再び!
過去の鑑賞履歴はおそらく、レンタル(かWOWOW放送)、『~ファースト・ミッション』公開前、今回。
今回は元より、以前の鑑賞はうろ覚え。と言うか、再見してもほとんどってくらい記憶ナシ!
ギリシャの海底遺跡から見つかった秘宝。それは、アレキサンダー大王が隠した“パンドラの箱”の在りかを示す鍵。
悪用すれば恐ろしい事態を招くこの秘宝を、ララは陰謀企む科学者に奪われてしまい…。
続編ともなると、スケールもアクションもアップ!…してるのか??
ギリシャから始まり、中国、香港、アフリカと、今回も世界を股に駆けた大冒険。
でも前作だって、カンボジアやシベリアなど大冒険し、負けていない。
監督はヤン・デ・ボンに交代。アクション派なだけあって、前作よりアクションが重厚になった感じ。
だけど良くも悪くも、前作のありえねー!くらいド派手なアクションの方がスカッと痛快だった。
OPの“サメパンチ!”はさすがのララと思わせる。
にしても、ヤン・デ・ボンはこの後暫く作品を撮ってないけど…?
前作のパートナーは、後の世界的スパイ。
今回のパートナーは、元恋人の傭兵。演じるは、出演後タフガイ・スターとして人気になったジェラルド・バトラー。
パートナー男優は出演後、ブレイクする共通点があるのが、このシリーズ。
“パンドラの箱”も興味深いが、秘密結社イルミナティの方がそそられる。
(実の)父娘ドラマが無くなった分、ドラマ面はさらに淡白に。
スケールは前作とどっこいどっこい、アクションは前作の方が見せ場アリ、題材やドラマは前作の方がマシ。
前作も決して傑作とは言い難いが、それでもまだ前作の方が…。
結局これで打ち止めになっちゃったけど、
アンジー/ララを魅る為の作品なのだから。