「演出家は自分の贖罪を精算すべきだ。」戦場のピアニスト マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
演出家は自分の贖罪を精算すべきだ。
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『アメリカのユダヤ銀行家が悪い。これだけここでユダヤ人が苦しんでいるのに助けちゃくれない。アメリカの銀行家はドイツと戦えと運動すべきだ』
このセリフは原作にはない。つまり、
この映画の演出家の現在の立場だと考える。
彼はアメリカへ、ある理由で入国出来ない。
そして、
この映画は、ピアニストの実体験以外にポランスキーの体験も含まれる。
しかも、
人をあやめる事を過剰にデフォルメし過ぎる感がある。
映画として、リアリティをねらったのだろうが、ドイツ人を何一つ弁解できないくらい鬼にしてしまっている。
そして、ナチスドイツであっても、教養のある芸術家もいたとご都合主義で締めくくっている。
首を傾げてしまう表現。
さて?
追記
僕がドイツ人だったら、この映画は見たくない。
加害者としてね。
日本人の中国での愚行を簡単に認めたくないでしょ。でも、歴史的に事実なんだと思うけどね。
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