「ティナ・ウェイマスのうねり」ストップ・メイキング・センス La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
ティナ・ウェイマスのうねり
トーキング・ヘッズのデビッド・バーンのライブを記録した『アメリカン・ユートピア』(2021)は、近年の音楽ドキュメンタリー映画の中で傑出した作品です。そのステージの大元とも言えるのが1984年の彼らのステージをジョナサン・デミ(『羊たちの沈黙』- 1991 の監督)がフィルムに収めた本作です。『アメリカン・ユートピア』公開時に本作もリバイバル上映され、僕も駆け付けたのですが、映像やステージ演出は現在の方が洗練されていますが、原初的パワーの迫力に圧倒されました。それがこの度、4Kリマスターでの公開になりました。これは見届けねばなりますまい。
さて、リマスターにより画質の向上より音のクリアさと迫力がグッと増したのがよかったなぁ~。4Kになっても、デビッド・バーンの歌詞はやっぱり訳分からないけど、それでも何だろうこのワクワク感。そして、今回も僕の目と耳はベースのティナ・ウェイマスに惹きつけられました。リズムのキレとベースラインのうねりがカッコいい~。当時は、女性のベーシストって少なかっただろうになぁ。
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