劇場公開日 2024年2月2日

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「頭の体操」ストップ・メイキング・センス 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0頭の体操

2024年2月17日
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鑑賞方法:映画館

この映像は既に何度も見ているけれど、IMAXのどでかい画面で見るのはまた格別だろうと、足を運ぶことに。
ギターとラジカセを持ったデヴィッド・バーンが一人でステージに現われ“Psycho Killer”を歌う冒頭から、ミュージシャンと楽器が少しずつ増え、総勢9人の大所帯になって最後は強烈アフロビートの“Crosseyed and Painless”で幕を閉じる構成は、文句なしにカッコいい。怒涛のリズムに身を委ねていると、感極まって泣きそうになった。バーンのどこかニワトリを思わせる首の動きや神経症的なパフォーマンスは唯一無二だ(時々アンガールズの田中卓志にも見える)。
これは1983年のライヴなので、同年のアルバム“Speaking in Tongues”までの楽曲しか含まれていない。その後のアルバムにもいい曲はいっぱいあるのに。私の知る限りこの後トーキング・ヘッズのライヴ映像は出ていないようだ。
デヴィッド・バーンは当時31歳。数年前に公開された「アメリカン・ユートピア」では67歳。相変わらず才気煥発だが、その間に髪は真っ白になっていた。そういうものだ。

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梨剥く侍