「四半世紀以上ぶりに見た、目減りしないカッコ良さ」ストップ・メイキング・センス かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
四半世紀以上ぶりに見た、目減りしないカッコ良さ
80年代後半、幾度となく見てきたトーキングヘッズのライブ映像。
当時劇場で見逃したものの、ビデオやカフェバーのモニターで何度も何度も見てきた伝説的ライブ。
それが4KレストアされてIMAX上映となれば、見逃せないとIMAXレーザー/GTで鑑賞。
まさかトーキングヘッズで泣くとは。
カセットデッキのスイッチが入り、Psycho Killer冒頭からHeavenで、落涙した自分にビックリしました。その後もずっと涙目でした。
かつて飽きるほど見たのにIMAXのお陰で、何か芯に響く感じでした。
心の中で、カッコいいものは変わらないって、ずっと反芻しながら見ました。
当時、トーキングヘッズはまだまだマッチョな音楽シーンの中で、インテリバンドでアートの香り漂うイメージだと勝手に思ってました。
デビットバーンのパフォーマンスの神経症的なボーカルと痙攣ダンスも、どこか自意識過剰な感じって思ってました。スノッブでカッコいいバンドだと。
時が流れて、そう言った偏見と言うか、自分中のカテゴライズが外れて見た大画面のライブは、何と根源的なパフォーマンスだったのかと、ただただカッコイイものだったと。
そこに感動しての涙だったかなぁと思ってます。
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