スキャナーズのレビュー・感想・評価
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Cronenberg's Psychic Showdown
The film begins with its infamous head explosion scene and doesn't stop there. This sci-fi mini epic is full of stare-down psycho battles which are a fine combination of expressive acting, gross-out make-up work, and jogging the audience's imagination. It's a lean cut of weirdness signature to the director's work. It might be a little choppy but it dates well in its modern film-noir aesthetics.
えー…と、何だっけあれ、あの頭バーンなるやつ。
で通じるほどのインパクト、掴みはOKな古典的超能力対決映画。
頭バーンの目玉ポーンである。
人が力を駆使してコンピューターに侵入する強引過ぎ展開は、まんまCG無き時代の創作パワーを象徴している様だ。
人類の叡智が突然変異を生み、隠蔽しようとする者、利用しようと企む者、そしてその被害者がいる構図は、いつの時代も変わらない。
そして登場人物は皆、常に何か暗い表情をしていて、幸福について一考する様子がまるでない。
これはスクリーンの中のディストピアか、現代の予言か、英雄が現れたと思ったら大炎上、悪党は綺麗な顔をして中身は別だと自称する。
本当に?
テンポがよく濃厚なストーリー。1981年の超快作。
0205 鼻血がダメージを表すてのもなんだかな、だが。
1981年公開
超能力のかけ方、かけられ方にもう一つ
センスが感じられなかったが
これがデビッド・クローネンバーグだ、といえば
そうなのかもしれない。
しかしCGのない時代にこれだけの表現を見出すのは
結構困難。アナログの最高峰かも。
それにしてもジェニファーオニール様
作品に恵まれなく
一番輝いていた1971年から十年
もう少し出演作を選んでよ。
普通の熟女になってしまいました。残念。
おそらくメジャーな映画出演としては最後だったのかな。
60点
後半から面白くなった
超能力合戦‼️
クローネンバーグらしい作品としては、初鑑賞。 もっとダークで気持ち...
おもしろかった
パーーンッ!
世界観も「なんとなく」な雰囲気で進む中、突然頭が爆発してはじまるストーリー。CGではなく、特撮で進捗するサイコキネシスホラーです。続々と現れる、多種多様な変顔のバリエーションは必見!
スキャナーと呼ばれる超能力者同士が銃なんかも使いながら闘うわけですが、よくよく考えれば一般人である我々からすると「悪vs悪」の構図。争いごとは、結局互いの異なる正義なわけですね。
1981年の作品ということで、北斗の拳の2年前。そしてAKIRAの1年前。なるほどクローネンバーグ監督が落としたエンタメの卵は大きく育ちました。そしてTITANEのジュリア・デュクルノー監督もその一つなわけです。
嗚呼。その頃、ランドセルを買ってもらい喜んでいたアホ面した少年に教えてあげたい。大人ってずるいよねと。
この手のジャンルを拓いた先駆的話題作
今ではマーベルやDCコミックスなどのCG、VFXを駆使したど派手なエスパーものが溢れているので今観なおすとショボイかも知れないが、当時のレベルを考慮すれば頭ボカンや特殊メイクを駆使した顔芸だけでコワキモさを見事に演出、この手のジャンルを拓いた先駆的話題作でした。
一応、敵役とされるレベック(マイケルアイアンサイド)はカナダのジャックニコルソンの異名を持つ俳優さんだそう、納得ですね。
人どころかコンピューターまで意のままに操れるスキャナーズの超能力、荒唐無稽かと思うものの、本人たちにも人並みの悩みがあったり、原因が世界を震撼させたサリドマイド薬禍を想起させるなどよく練られている。
黒幕はエスパーを人間兵器に仕立てようとする製薬会社と思ったら血脈の争いに収束するので悪を倒すヒーローもののような爽快感は薄いですが奇抜な展開で愉しめました。
変顔合戦
完全なる厨二
Amazonで字幕版。
おもしろかった!
この手の超能力ものはマンガでもアニメでも飽きるほど通ってきたはずなのに、ストーリーがおもしろので全然チープに感じなかった。
超能力を抑制するのがケミカルなドラッグだっていうところがいかにもアメリカンでそこはかとなく怖い。。
「ザ・フライ」もテクノロジーを介して人間の身体が変質してしまうというのが怖さの源にあったと思う。
シンセを駆使した音楽と、不穏なカメラアングルが、独特の不気味さをかき立ててくる。
個人的にロメロやサム・ライミなど、この時代のホラーで好きな作品がいくつもあるせいか、建物やファッションなど、この時代の空気を感じる画面を見てるだけでなかば自動的にうっとりしてしまう(病気)。
なんといってもCGなど望むべくもない時代にセンスと根性の特殊メイクで描かれる異能バトルは生々しく、今見ても強烈なインパクトがある。
90年代のCGとかあからさまにアラが見えてしまう昨今では、ブツをそのまま使う表現って逆に耐久性あるなあと強く感じた。
いやー、いいものを見た。
40年前によくぞ作りましたな!
そもそも怖い映画が苦手ですから、本作初見です。
企画がなかったら一生見なかったでしょう。シネマートさん、ありがとうございました。
さて、本作。
私が大好きだった昔のドラマ「NIGHT HEAD」の桐原直人もスキャナーだったんだな!と膝ポンです(笑)いや、彼は自然発生だから違いますねー。いやはや、念じた対象物をどうにかしちゃうっての、本作が原案なんですかね?だとしたら、素晴らしい発想力ですね。超能力=スプーン曲げの洗礼を受けている僕としては、特異能力はエンタメ系だとばかり思ってましたから、まさかこんな・・・。
もう冒頭からガツーンです。お子様は見ちゃダメです。
もう、「なんなんだ?何が始まるんだ?」な始まりです。それからあれよあれよと話の波に飲まれていきます。気がついたら・・・・えーーー?そんなカラクリ???うっそーん!と大いなるお話の歯車ガッシャーン!!な展開が待っています。想像できなかった。まさかのまさか。
さらに・・・フォースの力で「空飛べる」的なんでもあり感はあるものの、81年の段階でこの先端インターネット技術を取り入れるとんがり具合がCOOL!!
いいんですいいんです。電話線でいいんです。基本は電話線。いやいや、今だって電話線。
WiFiだってそれは末端。基本はケーブル、海外にだって海底ケーブルだいっ!
燃えちゃうぜー!燃やしちゃうぜー基盤。
IT系の仕事をしているので変なところで上がりました。
いいぞ!いいぞ!なんてステキなんだ!
でもって(変な着地だけど・・・)意味深な結末・・・・。
おーーーー、おーーーーー、おーーーーーーーー!
40年前の才能のほとばしりを感じました。
秀作です。面白い!
アイデア満載の意欲作
40年前の映画だが、それなりに面白く鑑賞できるのは、名作のひとつと言っていいのだろうと思う。クローネンバーグ監督の作品では1987年の「ザ・フライ」が凄く印象に残っている。ある装置から数メートル離れた別の装置へのテレポートを成功させた学者の話で、ジェフ・ゴールドブラムの怪演が思い出される。テレポート寸前に装置に侵入したハエと遺伝子レベルで合体してしまうというアイデアが秀逸だった。
本作品も人体の変化を扱っていて、テレパシーによって他者の意識が勝手に頭に入ってくるだけでなく、テレパスの側からも信号を送ることができるというアイデアだ。それによって相手のバイタルを変化させることができる。流石に頭が破裂するのは少しやりすぎかもしれないが、映画的には衝撃のシーンが必要な訳で、そのあたりはクローネンバーグ監督がよく心得ているようだ。加えて監督は、人体自然発火現象も念頭に置いて作品を作ったように思える。
ストーリーは常に予想を裏切る形で、より過激な方、より悲惨な方へ進んでいく。各シーンはアイデアの連続である。撮影も見事だが、特殊メイクも凄い。CGよりもずっと迫力を感じるのは当方だけだろうか。
ラストシーンはこれで終わるのか?という続編の予感を匂わせる格好だが、完結しているようにも受け取れる。そのもやもやが本作品の印象を強くしている。そういう狙いもあってのラストシーンかもしれない。まさにアイデア満載の意欲作であったというのが本作品の妥当な評価だろう。続編は9年後に製作されたが、クローネンバーグ自身はかかわらなかった。当方も続編は観ることはないと思う。
アイアンサイド
コンセック社の公開実験。スキャナーのテクニックを披露しようと思ったら、被験者アイアンサイドが実験者の男の頭を爆破・・・会議においてレボックを中心とするスキャナー組織を壊滅させようと決まった。それには相手に知られてないスキャナーを使う必要がある。と、選ばれたのがベイルだ。
エフェメロルというスキャン抑制の薬がキー。妊婦に投与することによって新たなスキャナーを生み出す恐ろしい薬なのだ。それを生化学工場にて大量生産。レボックは単に仲間を増やしていただけじゃなかった。
コンセックのルース博士が父親で、レボックが兄だと聞かされたショック。しかしどちらも全世界を支配しようという独裁者のような奴。強力な超能力者同士の戦い。グロい、えげつない、壮絶な精神バトル。勝ったのはどっちだ?!
僕はキャメロンだよ・・・なんて言われても、顔がアイアンサイドだからよくわからない。続編を意識したエンディングだ。おまけにエンドロールまでコンピュータのドット文字。面白れぇ~
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