「ワケワカランからこそ面白い」少林サッカー つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
ワケワカランからこそ面白い
久しぶりに観てみた。チャウ・シンチーがすごく若くてビックリしたけど、もう20年も前の作品なんだな。
初めて観たときは、そのぶっ飛びかげんに驚いたし、とにかく面白かった。改めて観てみてもやっぱり面白かった。
何が一番すごいかって、観る人に全く知性や知識を求めないことだ。
少林寺とは何なのか?知っている必要はない。サッカーのルールは?知っている必要はない。なんならサッカーが何か知っている必要すらない。
なぜならサッカーなどほとんどしていないに等しいからだ。
漫画の「アカギ」や「咲」で麻雀を知らなくても楽しめるらしいことや、「ヒカルの碁」で囲碁を知らなくても楽しめるらしいこと、その他、将棋漫画なども同様に楽しめるらしいこと、それらと同じで、サッカーを知らなくても面白いだろう事がすごい。
むしろサッカーのルールをちゃんと理解しているとドン引きするかもしれない。
なんせ、得点することよりも相手をぶちのめすことに重点が置かれているからね。
そんなわけで、ただただハチャメチャでバカらしく、そして面白い。
一応ストーリーはそれなりにちゃんとしているけれど、それ以外に「まとも」を求めてはいけない。まさにぶっ飛びエンターテイメント。
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