「いい意味でお馬鹿映画」少林サッカー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
いい意味でお馬鹿映画
総合:80点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 65
友人に勧められたとき、功夫でサッカーするというようなくだらないB級感いっぱいの設定の宣伝に、暫く食わず嫌いで見るのをためらっていた。でも見てみると実際確かにくだらないしB級ぽいのだが、そのくだらなさを凝縮し昇華させて、ただのくだらないだけの作品から脱出している。そのため、面白いか?いい映画か?と聞かれれば、面白くていい映画だと答える。
何もかもあり得ない設定だし、やっていることは無茶苦茶だし、サッカーとも功夫ともいえないようなことが行われる。よくもこんなわけのわからない脚本を書く発想が出来たものだと思う。無意味で馬鹿な場面があちこちに散りばめられているが、その馬鹿馬鹿しさを真面目に追求しているのが笑える。その割りに最後はくだらなさの中にちょっとばかり感動すらよぶ。なかなか他にマネの出来ない型破りな映画でしたが、そこを崩れることなくうまくまとめている。
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