「明日は我が身」白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
明日は我が身
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ナチ政権下のドイツで、ドイツ人大学生によるレジスタンス組織「白バラ」があることを、恥ずかしながらこの映画で初めて知りました。
物語は、彼らがヒトラー批判のビラを配り、逮捕される所から死刑執行までの数日間で構成されています。
主人公となるゾフィーは、己の命と引き換えに民主主義という己の思想と信念を貫き通します。つまり、死刑覚悟で裁判中にもヒトラー批判を繰り返します。
恐怖政治下では、声を上げない人が圧倒的多数ですが、彼女の様に臨界点を超えてしまい命を落とす人も少なからず存在します。
この様な行為自体、今の日本では考えられないことかと思いますが、歴史は繰り返されることを肝に命じて、彼女達が命を懸けて勝ちとったものを絶対に手放してはいけないと強く思いました。
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