歓楽通りのレビュー・感想・評価
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ルコント映画
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奇妙な男女関係。運命の男だと思われたディミートリーとマリオン、そしてプチ・ルイ。幸せにするためのリストにあった、舞台デビューも果たし、目的は達成するかに思えたが、ディミートリィが疫病神のように追われる者だった。プチ・ルイの献身的な愛も及ばず、幸せには成りきれなかったが、愛されたという幸せだけはマリオン本人にも回りの娼婦たちにも伝わった。マリオンに先立たれてしまったことは、心で繋がることを望んだプチ・ルイにとってはショックだったろうなぁ・・・生きる目標を失ったような目をしていた・・・
実験的な映像を時折織り交ぜ、独特の雰囲気を醸しだしていた。ちょっと失敗だと思ったのが、語り手となったプチ・ルイの暗い表情としゃべり方。マリオンは先に死んでしまったということがこれで想像できてしまうことだ。
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倒錯的
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ルコントが描く女性像、男性像はどの作品を鑑賞しても、やっぱりどこか一貫性がありますね。自立した女と変態的な男。
プチ・ルイは、愛するマリオンの為にマリオンが愛する男を見つけます。しかし、最期にマリオンが目にした男は、プチ・ルイでした。
セックスするとか、恋人になるとか、そんなんではない倒錯的な男の目線が分かります。
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