「『女はつらいよ』なんだけど、可愛いから初恋も成就するって事♥」初恋のきた道 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『女はつらいよ』なんだけど、可愛いから初恋も成就するって事♥
スターリンの引き起こしたウクライナに於ける人為的大飢饉の事は、今や誰でも知っていて『ホロドモール』と言う。コルホーズによる経済の五カ年計画の歪による飢饉だ。
さて、中国に於けるこの映画(カラー部分)のこの時代は、文化大革命の6年くらい前の話。そして、同じ様に大飢饉が中国の各地で猛威を振るっている。まだ、歴史的な検証はされていないが、ソ連と同様の原因である可能性は高い。
少なくとも、この映画の様にのんびりした時代ではない。また、
この女性主人公はどう見ても、田舎の中国人には見えない。リップクリームとファウンデーション丸出しの化粧には閉口するのみ。要はアイドルを使ったプロバガンダ映画だと思うが、名作には到底思えない。日本の昔の映画にこう言った映画が多かった。これでもペルリン映画祭とはね?
女性がこの映画見て、とう思うか聞きたいものだ。男目線な映画だと思うが。
なお、文化大革命と中国の大飢饉含めて、5000万人位亡くなっている。何が原因か分からないが、当時6億人位いた中国人の12人に一人が亡くなっている。
タイタニックの映画ポスターが光っていた。つまり、中国も脱亜入欧♥なんだ!
このおばあちゃん1940年生まれだから、まだ59歳だし、亡くなった旦那は61歳だから『PLAN75』まで、まだ15年以上ある。勿論、中国も一人っ子政策で、今持って、日本と同じ様に少子高齢化な社会だ。中国の産児制限が現実だった事を考えると、中国なら本当にそんな事考える?!イヤイヤ、中国人は反論するだろう『そんな事考えるのは日本人だけだよ』って。どちらの国であっても、実現されないだろうが、そんな事考える事自体が、脱亜入欧には程遠いって事だ。
マサシさん、コメントありがとうございます。
社会主義国家のソ連映画と同様に、中国映画に携わる映画人の苦悩も理解すべきではあると思うのですが、どちらかというと客観的に映画を観てしまう私としては、気になるところが多く感動するまでには至らなかった。主人公の純真な心が風景と共に奇麗に描かれて、初見の時はそれなりの感想を持ちました。しかし、見直すと人間ドラマの葛藤が弱く物足りない。いいお話の美化に集約し過ぎた初恋ものの是非にあります。つまり現実を捉えたリアリズムの演出が欲しいという不満ですね。
このような作品に感動する無垢さを失った自分が恨めしくもあります。