「「ジョンはキュートな・・・、ポールは・・・、ジョージは・・・」。思わず「リンゴだよ!リンゴ!」と観客に言わせるテクニック」リクルート kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
「ジョンはキュートな・・・、ポールは・・・、ジョージは・・・」。思わず「リンゴだよ!リンゴ!」と観客に言わせるテクニック
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かなり緻密なプロットで観る者をも欺いてしまうサスペンス。どこまでが嘘なのかさっぱりわからない。それでもストーリーが成り立つのはコリン・ファレルに感情移入出来る作り方になっているからであろう。
アル・パチーノの役柄が現場で活躍する捜査官ではないことで、父親のような暖かさや素朴さを感じさせるため「俺が見込んだ」などと言われるとついつい信用してしまう不思議なキャラ。しかし、これが本当に採用試験のためだけのストーリーなら「何だ、この映画は~!?」ってなことになってしまうため、「当然、ハッとする展開があるのだろう」と予測させることがマイナス。序盤からいくらかの事件性を組み込んであったら、もっとスリリングな展開になったと思う。ラストのコンピューターを使ったトリックは痛快です。
【2004年1月映画館にて】
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カールⅢ世さんのコメント
2021年6月11日
そうですね、kossyさんの言うとおり。
アルパチーノに父親を感じた。
最後、コリン・ファレルがアルパチーノを救おうと飛び込んで撃たれるんじゃないかと思った。
「太陽に吠えろ」だったら、きっとそんなエンディングだと思いました。
でも、それはそれでよかったかなと思うけどいや~、きついですね。スパイは。
こころさんのコメント
2021年6月10日
kozzyさん
コメントを有難うございます。
今日観られたかのような勢いのある文章が素晴らしい✨
コリン・ファレル、辛そうな表情も魅力的でした。アル・パチーノのクールで渋い眼差し、教官役も似合っていました。