「曲は好きなんですよ。。」ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ よしえさんの映画レビュー(感想・評価)
曲は好きなんですよ。。
セルジュ・ゲンスブールのこの曲は昔から知ってるけど、映画の方は未見だったので、過度な期待を持って出かけたわけですが。
ジェーン・バーキンの妖精のような美しさは堪能しましたけど、それでもちょっとやっぱり生々しすぎて、どこをどう楽しめばいいのやら、という感じで帰ってきました。。
いや、曲は本当にいいんですよ、バカっぽくて。わたしが言うところのバカっぽい曲っていうのは「頭空っぽのまんま演奏してそうだな」っていう、例えばフォガットとかみたいなバンドの曲なんですけど、ゲンスブールのは「頭の中ピンクで染まってんのかこいつは」みたいなバカさ加減で。でもそれを画にしてしまうと、途端に即物的で下世話になってしまうのが悲しいところ。
そもそもの話、ゲイの人ってボーイッシュな女の子の後ろだったらできるものなんですか? わたしゲイの知り合いがいないのでなんとも言えませんが。なんかそういうところが気になってしまい集中できず。
でも決してつまらないわけでもないのが不思議なのよね。なんだろうこの映画。
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