「晴れた空に種をまかないタイプのパプリカ」パプリカ 赤だるまさんの映画レビュー(感想・評価)
晴れた空に種をまかないタイプのパプリカ
どっちかっていうと晴れた空に狂気とカオスをばらまいてそう。
多分旧エヴァとかが好きな方は好きなんじゃないかな。私は王道の銃と爆発のドンパチが好きなただの馬鹿なのでこれを見て「わー芸術的!ステキ!抱いて!」とはなりませんでした。ごめんよお勧めしてくれた友人。
まずキャラクターにそこまで感情移入できなかったんですよね。いきなり平沢進のパレードが流れ出します。キャラクターを魅せるための起承転結の起の部分が圧倒的に短い。でもそれを見て考えたのかノーランの「インセプション」はなっかなか夢の中に侵入しませんでしたからね。どっちがいいのかは僕には分かりません。
他には大筋は簡単なのになかなか物語についていくのはムツカシイですね。でもラストの伏線回収は良かったです。あのシーンは最高でした。
良かったところを挙げるとまずは作画ですよね。ぬるぬる動きます。
後はキャラクターデザイン。悪夢描写は記憶に残ります。ケータイJKが個人的に好きです。
絶対に好き嫌いが分かれる映画だと思います。はまる人はめちゃくちゃにはまると思うのでぜひ一度ご覧ください。個人的には人にはなかなか進めづらい一本でした。
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