劇場公開日 2022年5月6日

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「【非常に難解だが、良く見ればすべてが分かる作品構成に唸らされる作品。パク・チャヌク監督の剛腕が炸裂した哀しきバイオレンス&復讐映画でもある。】」オールド・ボーイ(2003) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【非常に難解だが、良く見ればすべてが分かる作品構成に唸らされる作品。パク・チャヌク監督の剛腕が炸裂した哀しきバイオレンス&復讐映画でもある。】

2023年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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難しい

■平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)は、誘拐されて理由も分からず15年間も監禁されたが、突如解放される。
 若い女性・ミド(カン・ヘジョン)の助力を得た彼は、監禁した相手の正体解明に奔走。 すると2人の前に謎の男・ウジン(ユ・ジテ)が現れ、互いの命を賭けた「ゲーム」を提案する。

◆感想

・パク・チャヌク監督作品なので、近作「別れる決心」を面白く鑑賞したが、今作も相当に入り組んだ作品であろうと思いながら鑑賞。
 で、その通りであった。

・今作は”身に覚えがない監禁生活を送った”オ・デスの復習譚の様に展開するが、実はウジンの復習譚である事が、明かになる後半の展開が面白い。

<今作は、入り組んだストーリー展開に翻弄されつつも、哀しき復習譚が炸裂する作品である。>

NOBU