「事件の詳細を知ると、この事件を取り上げた事に違和感を感じ、演出家に嫌悪感を覚えた。」誰も知らない マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
事件の詳細を知ると、この事件を取り上げた事に違和感を感じ、演出家に嫌悪感を覚えた。
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『四人で暮らしたい』と言いながら、みんな楽しそうにしていなかった。それが不自然すぎる。
育児放棄のバカ親を描くだけなのに、色々な事語りすぎ。人の不幸や、社会問題を描きたいなら、きちんとリサーチすべきだ。飢えをするくらい赤貧が、カップラーメン食べないだろうし、紙を食べる事もしないだろう。『ガダルカナル島』で玉砕間近の日本兵では無い。
長男の年齢では、挙動がおかしいのは仕方ないが、中二病にまつわるサブストーリーが多すぎて、緊張感がなく、主旨がぼやけてしまっている。
最後も『傷だらけの天使』なのだろう。そっくり。
あっては行けない愚行をただ描いて、なんの対策も考えずに『かわいそう』だけで犯罪を正当化させてしまっている。
見るに耐えない。現実はまだまだ過酷なはずだ。
残念ながら、共感できないし、この映画で、涙なんか流してたまるかと思う。
真実は、残念ながらバカ親のDNAをこの少年は引き継いでいるという事だ。
この演出家の延長線上に『PLAN75』がある。世界的に評価があるそうだが、それに対して、異議を持たざるを得ない。見る事に嫌悪感を覚える者もいるわけだから、演出能力が高い演出家とはいえない。
端的に申せば、
ほのぼのと終わらせるべき事件ではない。この映画の表現では、この事件の真実を『誰も知らない』ままだ。
絶賛する左翼リベラリストよ。目を覚ませ!
『ザリガニが鳴くところ』を今読んでいるが、同じような話だが、こちらはどう終わるか気になる。
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