「これはかなり 心に残る作品だ」地獄の英雄 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
これはかなり 心に残る作品だ
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邦題が非常に気に入らない・・地獄の英雄・・ 原題はエース・イン・ザ・ホール。なんと素晴らしいタイトルだろう。 タイトルを含めて の作品であり このような邦題をつけることは 作品の改ざんだ。きっと権力のあるもの はこのようにして自分の自己満足で作品を作り変えたいという欲望が働くのであろう。そして なんと公開当時も 作品の評判が芳しくなかったからって 映画 会社が勝手にタイトルを変えたたらしい・・The Big Carnival・・・豆腐の角に頭をぶつけて死ね。
以下、ネタバレ注意
わかるよ・・ 作者が苦労したことが。最初は軽いノリで物語を始めて、これでいいんか?って自分で 悩み 出してね。そしてこのように正義感を入れてまとめたんだけどうまくまとまりきらなかったって言うんだよね。非常に作劇の努力の後が残る作品となった。でも、なんか最終的にガツンとくるものともなった。・・ 観客が作品に何を期待しているか 、カーク・ ダグラスに何を期待してるかというものを監督が知り尽くしている。そして見事に計算して、ここぞというタイミングで話を転換させた。そこのところがニクいぜ。
これはビリー ワイルダーの作品の中でも多分 異色 の作品で、そして もしかしたら最高傑作かもしれない。
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