「無茶苦茶だけど憎めない、魅力的な彼女」猟奇的な彼女 桜さんの映画レビュー(感想・評価)
無茶苦茶だけど憎めない、魅力的な彼女
ダラダラと何ら面白みのない生活を送るチャ・テヒョン演じる大学生・キョヌが、ひょんな事から可愛いけど乱暴で、とにかくやることなすこと無茶苦茶だけど憎めない、正義感の強い、チョン・ジヒョン演じる女性と出会い、互いに惹かれあっていく。
と、まぁここまで聞くとよくあるラブコメ展開かよと思うかもしれないが、ラストの思わぬ伏線回収にかなり驚かされた。
主演のチョン・ジヒョンの大ブレイクのきっかけとなった映画らしいが、そりゃそうなる。
彼女の何とも掴みどころのない、強くてカッコよくて、でも可愛くて、素直で意地悪で、あんなに偉そうなのに全然嫌味がない、チョン・ジヒョンにしか演じられなかったのではないかと思う程の圧巻の演技だった。
印象に残ったシーンは、靴とヒールを履き替えるシーンと、駅構内にアナウンスするシーン、山の向こうのキョヌに向かって叫ぶシーンかな。
印象に残ったセリフは勿論、「運命とは、努力した人に偶然架る橋のようなもの」だった。
これに原作があり、何なら恐らく実話に基づいたストーリーだと聞き、まさにこのセリフ通りだなと感じた。
韓国映画No.1ヒット作だと聞き、全く驚かなかった程、愛と笑いと感動の詰まった作品だった。
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