「よし、皆殺そう」マイ・ボディガード うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
よし、皆殺そう
ピタとクリーシーの繋がりがじわりと強固になったタイミングで誘拐され、逃げろと言われたピタが撃ち倒されたクリーシーにすがり付いたシーンは泣けてきた。
拐われたピタを想うと、誘拐に関わったもの、利益を得たもの皆殺そうと言うのは理解できる。
だが真実が暴き出される過程で、組織と警察、家族に諸々の事情が出てくると呆れるやら、悲しいやら…。
腐敗した警察と繋がる組織、娘の父親まで誘拐に関わっているのだ(誘拐保険あり)。ただ娘の母親も拐われるまで自分が一番だったと言うような母親なので母親が父親を罵る姿に「ちょっと今更…」みたいな気持ちも湧いた。
クリーシーが命懸けで組織に報復をしていく過程はソコソコ気持ち良いのだが、死んだと思っていたペタの生存が浮かんでからは、とっくにハッピーエンドがぶっ飛んでいるのに、ペタが戻ってきても悲しいものしか想像出来ないのはツラい。
しかし、ラストに目隠しを外したピタが「クリーシィ~~!!」と叫んだら、も~目から汁が出るわ。
ただ、クリーシーのラストやボイスの最後もあっさりと終わった為、やや物足りなさも残った。
当時レンタル開始した時に観ていたが今回、地上波で放送されたので観直した。子役のダコタファニングとデンゼルワシントンは演技達者ぶりはさすがの一言。
もう、ダコタファニングはおっきくなってしまったので、子役なんて言えないけど、当時は輝いてた。
それにしてもメキシコとかコロンビアとかホントに怖いなぁ。
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