「バズラーマンはこれが一番好き」ムーラン・ルージュ lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)
バズラーマンはこれが一番好き
話としてはこんなに当たり前の話はない。
どこにでもあるストーリー。恋愛もの。
他の物語に置き換えることもできるだろう。
とにかく古典的なストーリーなのでネタバレしても問題ないとおもうけど、それはそれでネタバレしない。ストーリー自体にこの映画の価値はない。
問題はこの配役。あるいは美術にある。
こんなに美しい映画はしばらく見ていなかった。
映画っていうのはこういうものだ。こういうふうに美しいものだ。
そしてその美しいにふさわしいニコール・キッドマン。
このニコール・キッドマンは本当に綺麗。
ため息が出るほど美しい。
昔のキャスリン・ターナーとかそんな感じの雰囲気がある。
セットやダンスも豪華絢爛というのはこういういうことだと言わんばかりのまさに「スペクタキュラー!」
地獄のオルフェというあの名曲もこの映画にふさわしい楽しさを孕んでいる。
ジム・ブロードベントのジドラーも素晴らしかった。
こんなにあからさまな守銭奴もなかなか可愛い。
この年のカンヌのオープニング作品になったらしいが、これはそうなってもおかしくない作品だったと思う。
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