ジェーン・エア(1944)のレビュー・感想・評価
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リズが端役で出ているのにビックリ!
学生時代英語の副読本として途中まで読んだので、全貌を知りたくて鑑賞。原作ではジェーンがこんなに美人だった印象が無いが、ロチェスター氏はイメージ通りかな。
こんなツンデレ野郎(強がりの直後に大甘え)の何処が良いのか…というのは浅はかな考えで、主人公の本質を見極める力(もしくは相手の財力)の賜物なのであろう。
すぐ死んじゃう幼馴染のあまりに端正な顔立ちをよく見ると、何と子役時代のエリザべス・テーラー!
子役たち
「ブルックリン横丁」のペギー・アン・ガーナーが
子供時代のジェーンを演じていたので観賞
(あんまり可愛かったから)
「ブルックリン…」より2歳ほど若くて
やっぱりいかにも賢明そうな女の子を演じている
でもこういうタイプは過去の時代にさかのぼるほど
生意気な小娘としてかたづけられ
受難の日々を送りそう
なので 同性としては愛おしさを感じたりもする
そしてまさに適役
しかしこの映画では 美貌の友人(テーラー)も
酷い目にあっていた
もう一人の子役 マーガレット・オブライエンの
甘ったるい感じが私には可愛くないが
そういう演出だろうか
ロチェスターがその母親を連想して苛立つ、みたいな…
オーソン・ウェルズの色黒メイクが気になった
ペギーちゃん目当てだったせいか
やっぱり子役たちの方に注目して観てしまった
美しきジョーン・フォンテイン
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
原作は未読です。
文学作品の映画化と言うことで難しいかなと構えて観ましたが、シンプルでストーリーが分かり易く、面白かったです。
「ホラー映画なの?」と勘違いしてしまう描写もなかなか怖くて、屋敷に潜む秘密は何か、ドキドキさせられました。
ジェーン・エア役のジョーン・フォンテイン、今回初めて知りましたが、美しい俳優さんだな、と…。凛とした顔立ちが己を貫くジェーンの役柄にぴったりで、心奪われました。
皮肉屋貴族役のオーソン・ウェルズも素晴らしい配役。さすが名優と言ったところで、高慢の盾で繊細な心を守る複雑な人物を、どこか憎めない感じで演じていてすごかった。
[余談]
ジェーンが孤児院で出会うヘレン。一緒に観ていた両親が、「エリザベス・テイラーちゃうか?」と言うので「そんなわけないやろ」とキャストを調べた私は、「ほんまや」と明石家さんまみたいな返答をしてしまったのでした(笑)。
ジョーン・フォンテイン目当ての鑑賞
シャーロット・ブロンテ原作、何度も映画化されているが、本作は ジョーン・フォンテイン主演版。
やっぱり、ジョーン・フォンテインは綺麗で、どうしても眼を引く存在感。
不遇の少女時代を過ごした女性が、無愛想だが過去の悩みを抱えているような男に惹かれていって……という恋愛ものであるが、波瀾万丈な展開。
そんな物語を98分で描くためには、途中途中で「本を映して(ジョーン・フォンテインの)ナレーションで物語を進める方法」が採られている本作。
オーソン・ウェルズは頑固で無愛想な役で適役であり、綺麗な(住み込みの)家庭教師がジョーン・フォンテインというのも配役の妙。
また、ジェーン・エアの少女時代の友人を演じていたのが子役時代のエリザベス・テイラーだったが、なんだか子供に見えない雰囲気…(笑)
なかなか物語のツボを上手く描いた映画だったと思う。
数ヶ月前に観たレベッカを演じたジョーン・フォンテーンが同じように見...
数ヶ月前に観たレベッカを演じたジョーン・フォンテーンが同じように見えて被ってしまった。小説をわかりやすくまとめてあり、面白い映画ではあったが、昔に読んだ時に感じたジェーン・エアの意志の強さはあまり伝わってこなかった気がする。
少女時代のジェーン・エアを演じた女の子もとてもよかったが、何より友人役の、エリザベス・テイラーのオーラはすごかった。
ジェーンが美人すぎた
1944年版ジェーン・エア視聴。ロチェスターはともかくジェーン役は決して不美人じゃないところが昔の映画なのかしら。
なにが斬新ってセント・ジョンが従兄じゃなくローウッドの校医で登場。リード伯母様の最期と原作にない死後のリード邸の家財の公売が。あら〜〜🧐
そしてジェーン役ジョーン・フォンテインよりロチェスターのオーソン・ウェルズがトップにきてる。クレジットになかったがエリザベス・テイラーがヘレン役?
古典を短く分かりやすく
原作を読むのが億劫でw、一般教養のためと思い鑑賞。
気難しい当主が大男オーソン・ウェルズ。可憐で芯が強く美しいジェーン役のジョーン・フォンテイン。美女と野獣感バッチリの配役。
当時の映画は白黒しかなかったのだろうが、恐ろしい感じや不気味な感じは逆にカラーよりも増して雰囲気があり、それなりに楽しめた。
映画単体で十分に面白い名作文学映画
嵐が丘の原作者エミリー・ブロンテの姉シャーロットの原作小説を映画化したもの
原作を上手く翻案してあり、映画単体で十分面白い
子役が活躍しており主人公の子供時代役のペギー・アン・ガーナー、主人公が大人になったあと家庭教師をする少女アデール役のマーガレット・オブライエンがとても愛らしく演技も良く前半を牽引してくれる
そして何よりオーソン・ウェルズの存在感が素晴らしい
彼が画面に登場するだけで映画として成立してしまう名優の凄さがわかる
主人公のジェーン・エア役のジョーン・フォンテインの配役がまた良い
原作の不美人設定に対応しながらも、美人とは言い難いものの醜くはない見方によると結構綺麗かも知れないという微妙なところが見事にはまっている
そして19世紀の半ばでありながら個を確立した女性すなわち現代女性の原形をしっかりと演じて見せてくれた
ハッピーエンドは充分にカタルシスを得ることができる作品
また映像も白黒作品であることを上手に活かした撮影で、特に深い陰影の撮影は銅版画の美術品を見るようで美しい
慈善学校の初日の長い伸びる影での効果、霧の月夜でのロチェスターとの最初の出会いのシーンなども印象的な心に残るシーン
良い名作文学映画でした
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