劇場公開日 1999年4月10日

「「戦争を考える人」向き」シン・レッド・ライン 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「戦争を考える人」向き

2021年12月14日
PCから投稿

戦闘そのものよりも、兵士の恐怖感と絶望感、兵士間の信頼と憎悪などを象徴的な図柄を挿入しながら描くので、映画を見て「考えさせられる」のが好きな人や「学ぶ」のが好きな人に向いてます。
私はそっち派じゃないので、そっち方向はどっちでもいいですが、戦闘シーンは白兵戦なのでライアン二等兵以上にリアルを感じます。ただ、餓島の死闘はあんなもんじゃないハズです。米兵にもWW2最大の損害が出てるし、日本兵は戦闘より飢餓との戦いが凄惨だったので、その辺りをもう少し掘り下げるとよりドラマチックになったはずです。
オスカーの候補になっても恥ずかしくないよ、みたような作品です。ただ。2時間50分は長すぎ、2時間で十分でしょ。戦争映画に興味ない人なら15分で飽きることは300%保証します。

越後屋