劇場公開日 2002年7月6日

「5年の歳月を経てパワーアップ」メン・イン・ブラック2 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.05年の歳月を経てパワーアップ

2020年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

エイリアンバグの暴走から5年、エイリアンを取り締まる最高機密機関「MIB」のエースとして活躍をみせるエージェントJは引退したKの後任のエージェントに満足がいかず、記憶消去を繰り返してはパートナーを変えさせる問題行為を繰り返していた。
そんな折に「ザルタの光」を求め、現れたエイリアンのサーリーナにより「MIB」本部が占拠されてしまい、Jはかつて「ザルタの光」に関与し、既に隠居生活をしているKの元を訪れることになる。
前作から5年の歳月を経てパワーアップしたKとJのコンビを描く、「MIB」シリーズ第2作目。

当初続編の予定がなかったそうで、Kの引退という前作の決定的なラストをうまく修正する作りでリスタートした今作(その影響で後任のパートナーだったLが降板してしまったのは残念ではあったが)
伝説的エージェントとして名を馳せたKが田舎町の郵便局長として暮らしている中、半強制的に現場に復帰させ、記憶が戻るまでJがKに現状や「MIB」のことなどを教える展開が前作の2人の立場を正反対にしたような演出でなかなか面白かった。

前作は90年代の特有のCGの質やエイリアンの体液をスライムチックに表現するある種グロテスクな演出が多かったが、今回はセクシーな出で立ち(あくまで2002年の価値観笑)の敵サーリーナがメインの為、ビジュアル的にエイリアンライクな感じが薄いなと感じた。
と思っていたが、蔦植物のような生物がベースのようで本性を現した時の触手のような動きが気味悪いうえに超巨大なイモ虫エイリアンのジェフを吸収するなどやはりこのシリーズのエイリアンって気持ち悪いなと再確認させられた。

またまさかのマイケルジャクソン出演(しかも遺作。。)がなかなかシュールで彼なら本当にエイリアンかもしれないと感じさせる存在感だった(誉め言葉)

オレ