劇場公開日 2001年3月31日

「【”男とは、義理の父とはビミョーな関係になるんです・・。”恋人の父親に結婚の許しを貰いに行った男と、待ち受けていた父親との会話や様々な駆け引きがヒジョーに可笑しい作品。】」ミート・ザ・ペアレンツ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”男とは、義理の父とはビミョーな関係になるんです・・。”恋人の父親に結婚の許しを貰いに行った男と、待ち受けていた父親との会話や様々な駆け引きがヒジョーに可笑しい作品。】

2025年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ー イキナリ、私事で恐縮であるが、現在の家人のご両親に結婚の許しを頂きに行った時の事は今でも良く覚えている。私は、緊張とは無縁の男だが、その際には流石に身構えた。
  序でに彼女が”うちのお父さん、ちょっと怖いけど、頑張ってね!”などと余計な事を直前に言うので、チョー緊張状態で臨んだモノである。
  ハッキリ言って、何の会話をしたのかも覚えていない。だが、今作のパム(テリー・ポロ)のお母さん(ブライス・ダナー)同様、義理のお母さんは優しかったし、今でも優しい。では、義理のお父さんとはどうかというと、今でも会うとビミョーな空気が流れるのである・・。
  という訳で、今作、クスクス笑いながら鑑賞したのである。-

■恋人パムとの結婚を真剣に考えている、看護師のグレッグ(ベン・スティラー)。パムの妹の結婚式にふたりして出席することになり、NYにある彼女の実家へ行く事に。
 このタイミングを活かしてパムの父親ジャック(ロバート・デ・ニーロ)に結婚の許しをもらおうとするが、グレッグは元CIA勤続34年の彼から愛娘にふさわしい相手かイロイロと尋問されるのであーる。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・パムの父親ジャックを演じるロバート・デ・ニーロが、満面のデ・ニーロスマイルでグレッグを迎えるが、別れると直ぐに顔付が変わり、CIAの調査網でジャックと人となりを調べる姿が可笑しい。

・そして、ジャックが何故医師ではなく、看護師になったのかとか(義理の父は、婿になる男の稼ぎは、当然、チェックする。)、部屋中に盗聴器を仕掛けて、グレッグとパムの会話を聞いて居たり、二人がベッドでイチャイチャしていると、ばばーんとノックもせずに入って来て”近頃は、婚前交渉は当たり前のよーだが、私の家では一切許さない!君の蛇はしまっておけ!”と言い放つシーンなど、非常に可笑しい。

・グレッグは飛行機の座席に婚約指輪を入れた荷物を載せられなくて、預けた事から荷物が無くなってしまい、大変な事になるのである。
 そして、ジャックとぎこちなく生活用品を二人で買いに行った時の車中の会話も可笑しい。

・ジャックが実は現役CIAであった事が分かるシーンも可笑しいし、グレッグがシャンペンのコルクを抜いた時に、ジャックの母の遺灰が入った壺に直撃して割ってしまい、ヒジョーに気まずい空気になるシーンも可笑しい。

<とにかく、この映画は男が結婚しようと思った愛する女性の父との確執をヒジョーに面白く描いており、大変に宜しい。
 当然、私も今作でイロイロと勉強したので、万一娘が変な男を連れて来た時には、応用しようと思った次第でアール。(娘に怒られるかな・・。)じゃーね。>

NOBU
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