「欲望には限度が無い」マルコヴィッチの穴 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
欲望には限度が無い
自分ではない誰かになりたい。特に有名人だったら楽しそうという妄想が作品になった感じです。自分の顔がブサイク、女性だけど男性になってみたい、年寄りだけど若返りたい。人間の持つ欲望には本当限度がないですね。
だけど他人の身体を乗っ取っても実は幸せにはなれないのかも。他人に身体を乗っ取ることばかり考えてるエゴイストは、仮に他人に身体を乗っ取られたら、どうするの?
作品から、エゴ、エゴ、エゴの塊を見せつけられて、実は、自分自身のエゴに気がつかされるという、哲学的な作品でした。
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