「ホテル・ぱんつ」ロスト・イン・トランスレーション 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
ホテル・ぱんつ
ソフィア・コッポラ監督といえばまずこれ、という一本。
アカデミー脚本賞も取ってるし。
監督はおそらく私小説に近い感覚で自分の体験を映画にしたのだろう。外国に行った時に感じる疎外感や異邦人感。東京に来る外国人なら皆感じる部分を率直に描いたのが評価されたのではないかな。
しかし“東京は変な所だ”っていうのを滞在者の視線のみで語られる映画なわけでその辺は複雑な心理も。
そんなのは置いといてビル・マーレイの疲れてくたびれた感じやスカーレット・ヨハンソンのパンツ姿のリアルさ、なんとも言えないエロさを楽しめばいいのかもしれない。
二人の心の邂逅はさほど共感しなかったけど、楽曲選びのセンスの良さには脱帽。その点だけでも映画史に残るといってもいいぐらいです。
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