リトル・ダンサーのレビュー・感想・評価
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父親の子供に対する愛情
私は、この映画が大好きで、何度観ても魅入ってしまい、ときには涙がこぼれてしまう。
炭鉱の町で、炭鉱労働者の父と兄は、ストライキに参加しており、経済的な余裕はない。ビリーは、父親に言われてボクシングに通っていたけれど、好きにはならず、バレエが面白かった。
ビリーが、踊りに夢中になり、楽しくて仕方ないように踊る姿が爽快だ。父親に反対されても、大好きな気持ちを止められなくて、それを踊りで表現する姿に胸が熱くなる。
父親は、そんなビリーの想いと、ビリーの将来のために、自分の信念を曲げようとする。そのときの父親の辛い涙に感情移入する。父親の想いを知って、ビリーが父親にじゃれて笑い合うシーンは、家族の温かさを感じて幸せな気持ちになる。
たくさんの感動を与えてくれる、大好きな映画だ。
少年の夢は家族を一つにした
うん、最高!!
素敵でした
本当の話を基にした作品、ではないそうです
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
男臭い田舎の炭鉱町で、ボクシングではなくバレエに興味を持ってのめり込んでいく少年と家族の姿を描く。まるで本当にあった話を映画化したような作品。しかし単純に少年の夢を追う物語というよりも、不況に苦しむ炭鉱の町の住民の生活が詳しく描かれていてその描き方が上手い。
だがその部分の印象が強くて、少年の踊子としての成長もかなり省略されていて、少年の夢の部分が弱くなってしまって主題がぼやけてしまった印象。要はバレエよりもこの荒んだ町に突然変異で生まれた少年と家族の物語になっていて、バレエをするためにどれだけ障害を乗り越えるかが大切になり、古い価値観の頑固な家族の少年に対する態度と関係の変遷が見どころ。でもバレエでの成長の物語を期待していたため、あまり自分にはのめりこめなかった。
何度観てもどの立場で観ても良い物は良い。
一度目は10年前10代の頃、神戸のアサヒシネマで当時の彼女と、二度目は嫁と父親になり観たのだけど、一度目はビリーに感情移入し二度目は父親に。
どの立場で観ても良い物は良い。
三度目は子供たちと。
反抗期の少年による最高の反抗映画だと思います。
怒りや悩みをダンスで表現し、
父親に認められるためにも暴力に訴えるのではなく
ダンスを見せつけるシーンは鳥肌がが立つし、
そこからの展開は最高。
親父のキャラ付けは完璧でスト仲間を裏切ってまで、ビリーのためにスト破りをするシーンは涙なしでは見られない。兄貴もまた最高である。
ゲイ友だちに対するビリーの優しさも性格が出ててとても好き。狙ってない美しさがある。
炭鉱しかない街、ストライキに忙しい兄貴と親父。ボケたおばあちゃん。亡くなった母親。そこにダンスの好きな主人公とゲイの友だち。タバコをふかしながら教える先生。
設定が完璧。音楽もパーフェクト。絵も美しい。
未来に向かってバスに乗って走り行くビリーと未来もないのに炭鉱に降りて行く父と兄。
そして最高のファイナルカット。
見る度に好きになって行く映画。
ザ人間物語
すいません。ノンフィクションかと思ってました。。。
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