劇場公開日 2024年10月4日

「ビリーの父は、ボクシングファンで、息子にボクシングを習わせて、体を...」リトル・ダンサー モッチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ビリーの父は、ボクシングファンで、息子にボクシングを習わせて、体を...

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

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ビリーの父は、ボクシングファンで、息子にボクシングを習わせて、体を鍛えて逞しく育ってほしい、と願っている。

父自身、厳つくて強面の炭鉱夫。

そんな父が、ビリーがボクシングをサボって、バレエ教室に通っていることを知って、激怒👊😡💢する。

父 「男がバレエなんかやるなー!」

父 「男なら、フットボールやボクシングをや
れ!」

と怒鳴る。

するとビリーは、

「何で男は、バレエをやっちゃダメなの?」

と聞いてきた。

父 「それは!わかるだろ!ぶん殴るぞ!」

と、しどろもどろになった。

おそらく、この父と私は同年代だと思う。

このやりとりを観て思ったのは、「私もすっかり同じことを言っていたと思う!」だ。

そんな父も、ビリーが一心不乱に踊る姿を目の当たりにして、才能を確信して、スト破りの列に並ぶ。

これを見て激怒👊😡💢したのが、長男のトニー。

詰め寄るトニーに父は、こう言った。

「俺達に未来はあるか?」

「無いだろ!」

「だが、ビリーはまだ11歳の子供だ!」

「未来がある!」

「俺はビリーの望みを叶えてやりたい!」

涙脆いおっさんは、この短い言葉を聞いて号泣😭😭😭💦

ビリーの学費を稼ぐために、父と兄トニーが揃って炭鉱の仕事に向かう姿が、めちゃめちゃ格好良く見えた。

強面で堅物の親父が、実は子供のことを真剣に考えている、子煩悩な親父であった、というギャップにとっても感動した「リトル・ダンサー」だった。

モッチ