「気持ちの良い雑味」リンダ リンダ リンダ またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちの良い雑味
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4kリマスターによる2025年再公開で初見。評判に違わぬ青春映画の佳作でした。1987年発売のリンダリンダは映画の舞台の2005年当時でもクラシック。87年に就職したマタゾウには時代感覚がバグる、携帯後スマホ以前の青春。ペドゥナも香椎由宇も出演者は皆若々しい。前夜の練習を廊下側から映したシーンが皆楽しそうでそこはかとなく嬉し可愛らしい。見に行って良かった。韓国人の留学生がメンバーに加わるが、何の軋轢も生むことなく溶け込むのも心地よい。そして香椎の夢想の誕生日、妙に力の入ったプレゼント、クレジットの原口智生にも笑えた。
公開当時は香港在住で邦画は概ね欠落しているのだが、すでに老後、機会があったら取り返していかねばと思った次第。
追記:「何も起きない日常」というレビューも見られますが、かなり色々な非日常的な仕掛けが何気なさそうに(故意に)並べられているというのがマタゾウの感想です。
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