「淡い青春群像劇」リンダ リンダ リンダ Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
淡い青春群像劇
高校最後の学園祭で、五人組のガールズバンドを結成してオリジナル曲を披露するはずだった、恵(ケイ・香椎由宇)、響子(前田亜希)、望(Base Ball Bear関根史織)。
しかし直前にメンバーの一人が指を骨折して脱退、さらにもう一人とも喧嘩別れをしてしまう。
辞退かと思った矢先、通りすがりの韓国人留学生ソンさん(ペ・ドゥナ)をボーカルに迎えてバンドを再結成。
日本語がおぼつかないソンさんと、いつもはキーボードなのにギターを担当することになった恵。
土壇場でオリジナル曲は断念してブルーハーツを演奏することに決め、なんとか練習を始めた四人。
本番まで、あと三日・・・!!
これは!!よかった!いい!好き!!
ペ・ドゥナまじ可愛い!!空気人形!ジュピター!sense8!全部好き!!!
なんだろうあの小動物感。
見ようによっちゃあちょっと魚っぽいというかエイリアンっぽいというか、そういうE.T.的な愛くるしさがあるな、あ、褒めてます。
あとね、最初から最後まで「高校生!」っていう雰囲気がすごいリアルだった。
そわそわした喋り方も視線のやりとりも、小出恵介の落ち着かない感じも。
私にはああいう高校生時代はなかったなぁ。
みんなが思ったことを思ったままに口に出して、傷付けたり仲直りしたり戸惑ったり、っていう高校生ならではの淡いむきだし感。
高校生がNYにいれば「ゴシップガール」のようになり、日本の地方都市にいればこうなる。笑
しかし呼び出された待ち合わせ場所で1時間半も待っててくれて、来なかったのに全然怒ってないどころか雨の中迎えに来て傘まで差し出してくれる長身イケメン大江くんは相当な逸材だと思うから、響子ちゃん、なんとしてでも手に入れろよ!!!!!と思った。笑