「青春モノ」白い嵐 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
青春モノ
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帆船のアルバトロス号の船長はジェフ・ブリッジス。日焼けした顔がとてもいい。妻アリス(グッドオール)も一緒に乗船し、生徒たちに科学などを教えている。男臭い船にたった一人の女がいることにどうしても違和感を感じてしまう。そして、嵐に遭ってしまうことと、この映画の数年後にえひめ丸が米潜水艦に激突された事件を被らせてしまうのだ・・・ううう。
年齢的には高校生。それでも寄港するたびに酒を黙認し、女を買うことも黙認する船長。しかし、船での規律だけは断固とした態度で生徒に接する海の男なのだ。
生徒の中ではギル(ライアン・フィリップ)が印象的。両親は不仲であり、兄が木登りしていて転落死し、さらに最後には転覆した船の犠牲者となる。高所恐怖症をスパルタ教育で克服させられたり、童貞をからかわれたり、なぜだか彼の成長物語でもよかったんじゃないかと思えるエピソードばかり。
犠牲者は船長の妻を含めて4人。責任問題で裁判となるラストだが、なぜだかそれほど感動できなかった。途中、イルカを殺したために下船させられた生徒の両親が、船長を憎んで裁判を早めたらしいけど、最後には抱き合って和解。できすぎた実話だ・・・
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