「ジム・キャリー、いいね!」レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 ジョン・ドゥさんの映画レビュー(感想・評価)
ジム・キャリー、いいね!
主人公の三姉弟妹が各々の才能を活かして両親の残した遺産を狙う悪党に立ち向かう物語。
原作が児童文学な所為か、三姉弟妹を窮地に陥れるために周囲の人間を間抜けにしているなどリアリティに欠ける印象。
主人公たちに降りかかる不幸と、それを覆す結末が釣り合わず鑑賞後の爽快感が足りない。
おそらくは映画の内容が原作の序盤なため、まだラスボスにギャフンと言わせるわけにいかなかったのだろう。
続きを観たくなるくらい三姉弟妹は魅力的だった。
悪党のオラフ伯爵を演じるジム・キャリーの『エース・ベンチュラ』や『マスク』を思い出させるオーバーな演技は良かった。
始終暗い色調の美術やVFXの出来も良かった。
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