「アメリカを愛すこと」ランド・オブ・プレンティ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカを愛すこと
ヴィム・ヴェンダースのアメリカへの愛を感じる映画です。アメリカという現実には目を背けたくなるようなことも多いのだろうと思います。しかしヴェンダースはそれを見続けようとしています。
そしてこのヴェンダースの視線にこそ、アメリカがあるのだと感じました。アメリカという風景がありつつ、そしてそこにアメリカという人、そしてアメリカという異様さを収め切ろうとしています。この風景があり、そしてどこかで何かを失った人がいる、この感じがアメリカなのだと思いました。
決して圧倒的な何かを伝えてくる作品ではないですが、なぜか好きだと感じる作品でした。
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