キンキーブーツ(2005)のレビュー・感想・評価
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雰囲気が良い
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主人公は死んだ父親から、片田舎のつぶれそうな靴工場を受け継いだ。
ある時オカマの黒人と出会い、今後はオカマ用ブーツを製造しようと考える。
まずはミラノのファッションショーに出すことになった。
しかし製造過程での駄目出しに従業員はヘソ曲げたりし、順風満帆には行かない。
15人リストラしたが、これ以上従業員を切りたくないとの思いが強く、
何とか工場を立て直したいとの思いが高じて、家を抵当に借金までする。
付き合っていた彼女は不満をぶちまけるが、主人公は強く理解を求めた。
これを伝え聞いた従業員が頑張って、ショー前夜に製品が完成する。
今度こそは文句のつけようもない良い物が出来たのだった。
その夜オカマと共に食事に行くが、何でオカマドレスやねんって短気起こす。
ショー当日、モデルも兼ねてたオカマが来ない。
しゃーないから自分が出るが、履き慣れてない靴なのでまともに歩けない。
そこでようやくオカマ登場、ショーは成功に終わり工場を再生できた。
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実話がもとになった話らしい。
細菌を撲滅しながらやったんで、細かい部分は見れていないが。
それにしてもショー前夜、何でオカマに怒る前にキレたんかようわからんし、
その直前に落ちてたハイヒールがようわからんかった。
ってか、切れるなよ、大事な夜に。
元の彼女とはそのまま終わって、最後は部下みたいな女とデキてて驚いた(場)
懐かしい『魅惑のブギ』デスコテックで流れていたよ。
『そもそも男って?でも、勇気って事でなら、君は一人前の男以上だ。』
男らしさ、女らしさを否定的にとらえている。僕は、ドラッグクイーンでもゲイでもないが、共感できる。
しかし、ヒールはカチカチとうるさいのであまり好きではない。
老人なので、デッキシューズか、ビブラ○ソールの登山靴が一番だ。
素敵☆
始まり方にも興味惹かれました。ただ赤い靴を履いて踊ってる子ども。お父さんに怒られて…なるほどそういう始まり(´-ω-`)って思いました。
ローラが素敵でした。モテる男とは、女の感性を持ってる男…納得です。繰り返しみたい映画です。
赤い靴履いてた男の子~♪
日曜劇場の「陸王」も似たような老舗の足袋屋の復興ものでしたが希望とかチャレンジが絡む話は万人の胸打つ王道ですね、例えキンキーブーツづくりでも応援したくなるから不思議です、サイドストーリーの性差別問題も大上段に構えず露骨なメッセージ性は抑えてユーモアで包む演出も好感がもてました。
映画化のきっかけはプロデューサーのニック・バートンがBBCのドキュメンタリーで靴屋の再建の話を観たことでした、男性でも履ける婦人靴の依頼で活路を見つけたのは事実ですがドラッグ・クイーンのローラは実在せず脚本の賜物です。地味な工場と派手なショーパブのコントラスト、キャラクター設定とキャスティングの妙も秀逸です。
主人公チャーリーを演じたジョエル・エジャートンは気弱な若社長にぴったりですがなんといってもローラ役のキウェテル・イジョフォーのゲイ達者ぶりには目を見張るものがありました、歌に踊りに加え繊細さと男気を併せ持つ難しい役柄、全身脱毛とエステで見事に変身して魅せてくれました。おかま嫌いのドンとの、腕相撲で華を持たせるところなど心憎い演出、子供の頃の赤い靴のプロローグと長じてからの同じようなシーンの重なりも唸りますね、映像作家の手腕とはこういう所を言うのでしょう。
ヒール役がフィアンセというのも珍しいですがニコラ(ジェミマ・ルーパー)は性格と容姿が一致しており若社長の励まし役のローレン(サラ・ジェーン・ポッツ)と好対照、なんと分かり易いキャスティングでしょう。
真摯で熱意のある製作陣の取り組みも見事です。モデルになったW.J. Brookes Ltd社のあるノーザンプトンはロンドンから北へ車で2時間の片田舎ですが老舗のシューメーカーが集まった靴のメッカです。撮影は19世紀の建物が残る同業者のTricker’sの工場を三週間借り切って行われたようです。企画段階からプロデューサーや脚本家は熱心に工場に通い靴作りをくまなく見て回り構想を練ったようです、映画には実際の職人さんもエキストラで出ています。同様にドラッグ・クイーンたちのショーパブシーンも実際の女装趣味の人たちが客として参加し、感想や意見が多く演出に取り入れられたとのこと。このような真摯な映画作りの姿勢があってこそ見事なリアリティが描けたのでしょう。
劇場で見れば良かった
最近、ドラァグ・クイーンがらみの映画や番組を続けて見てて、だんだんと彼女たちを気持ち悪いと思わなくなった。むしろ、綺麗だと思う。
この作品のローラも、すごく素敵。
最初のへぼブーツ見た時の「レェェェッド」っていう所、すごく好きだ
イギリスの片田舎の頑固な人々が、次第に偏見を超えてLGBTの人達と友達になっていく(その時のおばちゃん・おばあちゃんの逞しさよ)というのは、黄金パターンになりつつあるのかな。と思ったり。
偏見を捨てて
LGBT映画で指折りの作品に入るであろう今作。
とても大好きな作品。
ブロードウェイ版のミュージカルも観たのだが、とにかくローラに惹かれていく。
ドンとの対決の時も、彼女の優しさがじんわり染みる。そして"偏見を捨てて" と彼に告げる。
"偏見を捨てる" それは意外と難しい事だ。自分が良しとしてきた事を、悪として見直さなければいけない。
ただ少し、理解をしようという気持ちを持てば
歩み寄れる。
多くの人は、おそらくドンよりだと思う。でもわドンは最後にはローラのブーツ作りを手伝い、笑顔を交わす。
一歩前進したのだ。
私たちの固定概念をなくし、さまざまな価値観、多様性を受け入れていこう。
わたしたちは同じ人間なのだから。
LGBT
この世間で最近叫ばれていることを少し上手に取り上げた映画です。
ニッチ市場で一花咲かせようとする主人公が性別を超えてブーツを作る話。
微笑ましく見れました。
くくられた需要を広げればビジネスチャンスとなることを改めて実感するとともに今観て良かったと思えます。
中途半端
自分勝手な経営者と自分勝手な彼女に唖然。
全体的に唐突な印象で、展開についてけない。
実際あった出来事としては素晴らしいかもしれない。
でも個々の背景が中途半端で理解できず、
従業員とのラブストーリーは腹が立ったぐらい。
最後のキスシーンは本当に興醒め。
何の話?!って突っ込みたくなっちゃう。
経営者が1番理解不能。
興味ない家業を止むを得ず継ぐことになって、
最初は彼の境遇に同情した。
でも衝撃の出会いで突然やる気になって、
従業員の理解も不十分なまま新事業に突っ走って、
彼女を置き去りのまま勝手に2人の家を担保にして、
挙句に浮気されて、ムシャクシャして大事なビジネスパートナーでピンチを救ってくれた恩人に、
相手の人格否定をする八つ当たりまでして、
経営者のくせに私情で後先考えない言動。
最悪じゃん。
本当に全てが中途半端で説明不十分。
もったいない。
ローラ役の人の演技と、華やかなダンサーズと、煌びやかな衣装でなんとか最後まで見終える事が出来た。
人間模様
靴工場の再建の話でしたが、その中での人間模様が面白かったです。
ローラとドンの腕相撲。
そこから紡ぎ出されるように人と人が分かり合い、ブーツ製作の成功へとつながっていく。
人と人とのつながりがよかった。
最後のショーの部分も観てて清々しい終わり方でした。
ローラの歌声もよかったです。
実話の映画化って最後に・・・に捧ぐってのがいいですよね
実話だけあって脚本がいいよね。適度な笑いと、リアリティ持たせるプロットがちりばめられていて、飽きずに最後まで観る事ができました。
脚本がいいのだけど、正直主人公やその他のキャストも可もなく不可もなくって感じなのですがドラッグクイーンのローラさん。インパクト抜群です(笑)これだけでも観る価値ありですぞ。冒頭にも書いたけどやっぱろ実写って最初か最後に・・・に捧ぐってシーンが出てくるのですがあれってすごくわかる気がします。
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