「登場人物たちですら想像できなかった結末」勝利への脱出 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物たちですら想像できなかった結末
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 70
ドイツびいきの不公平な審判が配置されていて、ペレ相手にサッカーではなくボクシングの試合をするドイツ選手がいて、それなのに味方は一人抜けて10人しかいない。そんな状況でも点を取り返すとかは絶対有り得ないとは思わないけれど、ちょっと信じ難いなあとも思う。ハーフタイムで意地と誇りをかけて試合の継続をすることになったとき、試合の経過が気になると同時に選手たちの脱出が出来なくなってどうなるのだろうと考えた。
しかし現実性はとにかくとして試合は劇的な動きを見せるし、しかも選手たちのその後の運命に関して最後には誰も計画していないし想像もしていない状況が流れとして起こるし、こういうことになるとは意表を突かれた。ドイツの支配に苦しむ観衆がフランス国家を歌い緊張と熱気が盛り上がった後で一気に流れ込む情熱が、とても爽快な結末を見せてくれた。
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