勝利への脱出
劇場公開日:1981年12月12日
解説
第2次大戦中の1943年。ドイツ軍の将校シュタイナーは連合軍の捕虜とドイツ・チームのサッカー試合を提案。戦前、イギリス・チームで活躍していた捕虜のリーダー、コルビー大尉はそれを受け入れる。その一方でコルビーは試合を利用した巧妙な脱走計画を立て、アメリカ軍のハッチ大尉ら猛者をメンバーに組み入れる。やがてドイツ対連合軍チームの試合が開始されるが……。壮大な脱走作戦と手に汗握るスポーツ・ドラマが見事に融合。
1980年製作/110分/アメリカ
原題:Escape to Victory
配給:松竹富士
スタッフ・キャスト
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2023年3月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ラストのサッカーシーンはあっさりしすぎてましたが、試合はいい試合してました。
ペレ様現在。
2023年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD
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この映画「勝利への脱出」は、ジョン・ヒューストン監督による"脱走アクション映画"の傑作だ。
舞台は第二次世界大戦下の連合軍捕虜収容所。と言えば、かつてのダイナミックな脱走ドラマの大傑作「大脱走」を思い出してしまうが、この映画はちょっと違うのだ。
何とサッカーの試合の最中に、脱走しようというアイディアなのである。
1943年、ナチス占領下のパリ。連合軍捕虜収容所で、サッカーの元全英選抜選手とドイツの選手が出会った事から、ドイツ軍VS捕虜選抜チームのサッカー・ゲームが企画される。
そして、レジスタンスはこれを利用して捕虜たちの集団脱走を企てるが----。
この映画の中心人物は三人。マイケル・ケインのイギリス将校。冷たいばかりの完璧な計算で脱走計画を推し進め、時には仲間の腕を叩き折る事さえやってのける。
スウェーデン出身の名優・マックス・フォン・シドーが扮しているのはドイツ将校。
スポーツマンとしての純粋な気持ちと共に、ドイツ捕虜収容所政策を、対外的に明るくイメージ・アップしようと考えて、サッカー試合を実現させる。
そして、もう一人は、陽気でおっちょこちょいのアメリカ将校のシルヴェスター・スタローン。
この計画に参加したいのだが、なかなか仲間に加えてもらえない。このスタローンが実にいい。
アメリカ青年らしい爽やかさと一途な正義感を素朴に演じていて好感が持てる。
「ロッキー」のイメージそのままに、典型的な"愛すべき"アメリカの青年像を体現している。
スタローンのおかげでラストのサッカー試合がぐんと盛り上がる。
試合途中の脱走計画をやめて、最後の試合を勝ち抜こうとするわけだが、ラストの描写が何とも甘いという欠点も、途中の中だるみも、このサッカー場面の迫力が、充分にカバーしていると思う。
ブラジルのサッカーの神様ペレを初め、本物のサッカーのスター選手が捕虜の兵士として試合に加わっているのも見ものだ。
かつての「大脱走」のクライマックスが、個々の力による脱走であったのに対して、この映画では"集団プレー"。
今、この時を共に戦い抜こうという、アメリカ人向けのメッセージが聞こえてきそうだ。
ペレが出演してて、サッカー監修もしている。
聞いたことはあった。めちゃくちゃ美味しい役でした。
試合のシーンなんて、「サッカー翼」状態(多分)。
マイケル・ケイン(大大好き!)が、元サッカー選手で捕虜。
ドイツ軍は「プロバガンダ(宣伝)的に」ドイツ軍VS連合軍捕虜の試合が組まれて。
その試合の最中に、脱走しようと計画。
これだけの内容。わかりやすいし、なんとなく結末は予測できる。
なのにちょっと、ほろっと。
スポーツのフィールドでは、その国籍や政治情勢は、関係ない。
そこにあるのは、スポーツマンシップのみ。
(スタローンのキーパー役、熱い)。
最後「prayers」と、連合チームの選手紹介が出てきて。
あ、ペレ以外にもたくさんいろんな国の名選手がいた様子。
道理でうまいはずだわ。
なので、アラカン世代から上の方なら、もっと見応えあるかも。
面白かったです。見逃さずによかった〜。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「これから我々が見るのは、プロバガンダではなく、歴史的試合」
2022年9月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
熱血スポーツ映画と捕虜脱出映画の融合。一度にダブルで、楽しめる映画です。