「よくこんな題材、映画にしたな」県庁の星 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
よくこんな題材、映画にしたな
織田裕二と柴咲コウという、新鮮な顔合わせで、ドラマそのものは丁寧にしっかりと描いてありますが、題材が地味すぎて、とりたてて映画にする必要があったのかなと。正直思いました。
県庁から出向してくる、野心家の職員と言う設定がいかにも織田さんにぴったりで、柴咲コウさんも、そこら辺にいるスーパーで働いている店員さんになりきっています。男女が主役と言うことで、恋愛の要素があったりするのかとも思いましたが、そんなこともなく、ひたすら人間のドラマが描かれています。
主人公たちの背景にある思惑が絡み合うことで生まれるドラマこそが、映画の主題です。派手な要素はありません。
よく映画になったな、と思いました。
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