亀は意外と速く泳ぐのレビュー・感想・評価
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映画の楽しさ
決して「魂を打ち震わせるような感動巨編」というわけではない(失礼!)のですが、言ってしまえば「どうでもいい」(重ねて失礼!)ストーリーを、豪華な俳優陣が、しかも一生懸命に演じていることが、とても、とても、とても素敵な一本でした。
本作は、いわゆる「脱力系コメディ」ということなのですが、「精神的な」…というようなムツカシイ言葉ではなく、むしろ「気持ちのうえで」という、より身近な意味で、こういう「余裕のある作品」を観るというのも、映画の楽しみ方の、大切な一つの局面なんじゃあないかと思います。
本作も十二分に楽しめましたし、また、次回作が楽しみにもなった一本でした。評論子には。
【平凡な日常の隣にある、非日常でシュールな世界を、少しのコメディ要素を絡ませて描いた作品。出演人物のキャラが立っており、且つどーでも良いシーンや小ネタ満載の、何故か癖になる作品でもある。】
■夫が海外単身赴任中の平凡な主婦・片倉すずめ(上野樹里)は、毎日が単調に過ぎ、このまま歳を取っていく事に、茫漠たる不安感を持って一人、暮らす日々。
そんな彼女が、石段を上がっている時に電柱に貼られた小さい小さい“スパイ募集”の広告を目にする。
◆感想
・上野樹里演じる片倉すずめとは、キャラが真逆の蒼井優演じるファンキーで、夢はエッフェル塔が見えるアパートで、フランス男と暮らすというクジャクが、親友であるという設定の妙。
・更に、小さい小さい“スパイ募集”を見た片倉すずめが、訪れた平凡なクギタニ夫婦(岩松了&ふせえり)は、スパイ結社の一員で・・。
ー クギタニ夫の便が巨大すぎて流れないという、チョークダラナイシーンも挟み込まれ・・。-
・全然、美味くないラーメン屋のオヤジ(松重豊)や豆腐屋のオヤジ(村松利史)も実は、スパイ組織の一員だったり、どーでも良い事が何故かオカシク描かれている。
ー そして、実はラーメン屋のオヤジが”自分様に”作っているラーメンがとても、美味いという設定も、オカシイ。ー
<どーでも良いシーンや小ネタ満載の、”日常の隣の非日常”を描いた作品。数十年間にレンタルビデオ屋で借りて見て以来だが、何故か、癖になるのであるなあ・・。>
今までにないストーリーにクスリと笑える
気軽に観れるコメディ。
結構くだらないんだけど、キャラが立っていて面白いし、結末が見えないから面白い。
10年以上前に観て、30過ぎてからもう一回観て、古さはあるけど、それでもまだ面白いと思える作品。
あとインテリアや着てるものが可愛い!
生え際
生まれる前からの友達クジャク(蒼井)の存在。パリへ行くのが夢を持っている、目立ちすぎる性格の彼女。
スパイをすることになっても何も指令がない。平凡に過ごし、目立たないことが指令といえば指令。ある国のスパイというへんてこなスギタニ夫婦はわけがわからない。元は些細ではるが不条理な人間たちの住む町。ユル~いギャグの応酬が中心で、かなりの脱力系。憧れだった加藤先輩が実はハゲだったというネタでは大笑いできるが、他はクスクス程度。「生え際」という台詞が頭に残る。
豆腐屋もそこそこ美味いラーメン屋も、そして最期にはベンチばばあもスパイだったということが明かされるが、終盤のストーリーがいまいち盛り上がらなかったことが残念だ。
緩すぎてテーマが見つからない
当たり前が大切。
ライトなコメディが見たい夜て有る②
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