「普通とは?」亀は意外と速く泳ぐ デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
普通とは?
ユル〜くてシュールが殆どだからこそ、時折…フッと瞬間垣間見せるシリアスが、この上無く恐怖に視える。
平凡過ぎる毎日に、何処か焦りを感じていた影の薄い主婦が、
ひょんなキッカケから…某国のスパイ🕵️になる。
但し…受けた命令は、«別命有る迄、待機せよ»
スパイ故に、目立たず騒がず【普通】でいる事が大事。
平凡過ぎる事が…逆に非凡なんじゃね?って謂われた主人公が、
ふと、考えさせられる…「“普通”でいる事って一体何?」
いつもの自分、自然体な自分が、
傍目からすると…存在感の希薄なスパイ向きな気配らしいが、
一度考え始めると、、こんがらがる。
いつもの自分って一体何さ?…己を俯瞰的に客観視する事の難しさ。
そして、、スパイとして非日常を非凡な才で生きる者達にとって、【普通に生きる事】の苦悩。
倒産しない程度に客足が有りつつも、決して行列が出来たりしない流行らない味…不味い訳じゃないが、かと云ってとびきり美味いわけでもない…
所謂、飽きの来ないソコソコの味を産み出す事は、美味いラーメンを作るより難しい😢
決して客には振る舞えないが、仲間内には知っておいてほしい真の実力…😓
敏腕故の努力の積み重ねと哀愁を感じる一コマ。
平穏な日常なんて薄皮一枚剥けば、簡単に荒涼な風景に変わってしまう。
飄々として和気藹々なあの感じも何もかも総て…
スパイだからこその演技であり只の仮初めだったのかもしれないヒリヒリした感じと、
そんな苛烈な世界に、ちょっとした暇潰し程度の気軽さで入った主人公への怖さと、
割りと淡々と今迄の日常と平然と別れを告げられる主人公のサイコっぷりと、
だから、三木聡監督作品は好き🥰
但し…大怪獣のあとしまつ、、アレはダメだけど。
つか、約20年ブリに観て、気付かされたのは…
多分当時は平気でスルーしていたであろう場面の端々に、他者の心を土足で踏み荒らすが如くの…中々に無神経な表現があったんだなぁと。
いや、今の私が…今の価値観に何だかんだ云って良くも悪くも無自覚に染まってんだなぁって。
そして、手羽先のシーン…アレはあの当時でもギリギリ…否、完全にアウトだろ!😡🤣😫😱
あのシーン付きでドイツ🇩🇪で上映したなら、中々にヤバい事になると思う😰
