「残念ながら良さが分からない」回路 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
残念ながら良さが分からない
2000年。監督:黒沢清
黒沢清作品は、合うのと合わないのが、あります。
好きなのは『岸辺の旅』『CURE』『トウキョウソナタ』『クリーピー偽りの隣人』
『ダゲレオタイプの女』『旅の終わり世界のはじまり』です。
あとは普通なのと、分からないのと、どちらかと言うと嫌いなのと・・・。
この映画のキャッチコピーは「幽霊に会いたいですか?」だそうです。
冒頭、麻生久美子が大型船の甲板で背を向けている。役所広司がいるのが分かる。
そしてラストシーン。
役所広司が麻生に話しかける。
・・・世界の終わり・・・生存者はわずか・・・
この冒頭とラストが、分からない。
この映画はキャッチコピー通りなら、
『リング』『らせん』の流れの映画なのかと思ってたら、突然とってつけたように、
・・・世界の終わり?
幽霊を見たことも感じたこともないし、怖いと思ったこともない。
「霊」のチカラで追い詰められて、「自殺する?」
とても信じ難い。
向かない映画を観てしまったようだ。
コメントする