「緊迫感とド迫力」K-19 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感とド迫力
クリックして本文を読む
訓練だというのに息詰まる緊迫感とド迫力。特に300mの水深から急浮上する際の細かな描写はこれまでの潜水艦映画にないものだった。厨房もあったし、壁の補修など、実際にあるような裏方の描き方もリアリティを増した。
後半は、核爆発の恐怖と放射能汚染の不気味さ。被爆者が何人も出てくるのに、他の乗員はやばくないのかと心配になった。実話だから最期にわかるが、数年で20人の死亡。
アメリカ軍が救助の申し出をし、受け入れることを拒否するハリソン・フォード。ワンマン過ぎて副艦長のニーソンとずっと対立してきたが、国益のためと兵士の命までも軽視する。しかし、彼の真意は・・・という展開。
反核のメッセージもあり、骨太の作品にはなっているが、アメリカ軍が都合よく描かれすぎでマイナス。女流監督だからだろうか、窒息しそうな閉塞感が全くなかった。
コメントする